2025年は、世界陸上が東京の国立競技場で開催されます。日本では18年ぶり3回目の世界陸上の開催となり、陸上競技歴の長い筆者としても、楽しみにしています。
本記事では、東京世界陸上の楽しみ方や注目選手を紹介します。ぜひチェックしてみてください。
【概要】東京世界陸上2025
東京2025世界陸上競技選手権大会(東京2025世界陸上)は、2025年9月13日(土)から9月21日(日)までの9日間、東京の国立競技場を主会場として開催されます。 1991年の東京大会以来34年ぶり、また日本での開催は2007年の大阪大会以来18年ぶり3回目となります。
規模感は、約210の国と地域から、約2,000人の選手が参加し、男子24種目、女子24種目、男女混合1種目の計49種目が行われます。
楽しみ方・見どころ
世界陸上の楽しみ方のおすすめは、やはり国立競技場に赴き、選手を観戦するのが醍醐味です。TV視聴と比べると、迫力が雲泥の差で異なります。観戦チケットの一般販売は、2025年1月31日(金)18時00分(日本時間)より開始されます。
先行販売・年末年始特別販売を通じて既に23万枚が販売されており、チケットの売れ行きは好調です。一般販売では、人気のセッション・席種の在庫が追加され、座席選択も可能となります。
また、現地観戦の難しい方も多いと思います。ここ最近では、Youtubeのライブ配信も一部TV局で行っていますので、自宅からも楽しめます。
活躍を期待したい選手紹介
ここからは、世界陸上で活躍をしたい選手を紹介します。ここで紹介する選手を中心にライバル選手や関連種目の選手もチェックしておくことで、世界陸上をより楽しめます。
サニブラウン・アブデルハキーム

出典:アフロスポーツ
男子100mからは、サニブラウン・アブデルハキーム選手に誰もが期待しているでしょう。2024年のパリオリンピックでは、準決勝で9秒96の自己ベストをマークしましたが、惜しくも決勝進出を逃しました。
国際大会で、安定して9秒台を出せる実力を発揮していますので、日本の短距離界では一皮抜きん出ているといえます。世界陸上の前回大会(ブタペスト)では、6位。今回の世界陸上では、表彰台を期待したいところです。
泉谷 駿介

出典:アフロスポーツ
110mhの泉谷選手にも注目です。日本を代表する男子110mハードルの選手で、その卓越した運動能力と技術で国内外の大会で活躍しています。パリオリンピックでは、惜しくも準決勝敗退でしたが、今後のポテンシャルの高さを伺える内容でした。
東京世界陸上では、走幅跳にも挑戦する意向も表明しています。2024年の全日本実業団対抗選手権の走幅跳で8m14の自己新記録をマークし、世界選手権の参加標準記録に迫る成績を収めているため、個人的には最も期待を寄せる選手です。
秦 澄美鈴

出典:アフロスポーツ
女子選手の中でも、跳躍競技は長らく日本人選手と世界の差が大きい種目です。その中でも、走幅跳の秦 澄美鈴選手は、ここ数年で日本記録の更新をはじめ、世界との差を縮める好成績を残しています。
2023年のアジア陸上競技選手権大会の6m97cm(現日本記録)付近の記録を残せれば、世界陸上でも決勝進出できる可能性が高いため、世界の壁を突破してほしいものです。
田中 希美

出典:アフロスポーツ
最後は、中長距離の田中希美選手です。田中選手は、日本の中長距離走におけるトップアスリートであり、数々の日本記録を保持しています。1500mと5000mの二種目での出場を果たしましたが、決勝進出には至っていません。
オリンピック後も順調に練習を積んでおり、東京の世界陸上では決勝進出に期待です。田中選手といえば、自分自身と向き合いながら競技に打ち込む姿勢や考え方に感銘を受けます。彼女にとって、東京の世界陸上がどのような意味を持つのか、長い目で動向を追っていきたい選手の1人です。
まとめ
世界陸上は、2年に1回開催されていますが、日本で開催される機会は、中々ありません。筆者としては、現地での観戦も考えています。初心者の楽しみ方は、まずは花形種目である短距離やリレー種目を中心にどんな選手が出場するのかをチェックすることが初歩となるでしょう。
陸上競技が好きになる・趣味になるきっかけとして、2025年の東京世界陸上に注目してみることをおすすめします。本サイトでは、国内・世界の陸上競技にも注目しながら、今後も注目トピックを紹介していきます。