季節の変わり目は疲れがたまりやすいです。そんな時には、「睡眠」の質を意識しましょう。日々のパフォーマンス発揮に欠かせないのが「睡眠」です。
そこで本記事では、筆者も最近ハマっている「お香」を紹介していきます。特に寝る前にお香を焚くことで入眠や睡眠の質にいい影響を及ぼすおすすめの香りをピックアップして解説していきます。特に以下の方は本記事を読んでみてください。
- 睡眠の質をあげるひと工夫を実践してみたい
- リラックスできるお香の匂いについて知りたい
- お香やフレグランスなどの匂いに敏感な人
記事後半では、筆者おすすめのお香も紹介していきますので、参考にしてみてください。
お香が睡眠にいい理由とは?
お香は日常生活の様々な場面で利用されていますが、睡眠にも効果的であることを知っていましたか?
就寝前にお香を焚くことで、お香の香りは電気信号となり脳へ伝達されます。そして自律神経やホルモンのバランスを司る間脳の視床下部に働きかけます。
副交感神経が優位になることで、疲労感やいらだち、不安感などを和らげて、リラックスすることができます。
具体的な効果として、脳内のα波やエンドルフィンといった成分の分泌による癒し効果や、アドレナリンの分泌を抑える事で、興奮を抑える働きがあると言われています。
お香の選び方
お香の選び方について、様々な種類のお香があり、迷う人もいるかと思います。そこで本記事では、お香選びで重要なポイントを解説していきます。
- 効果・効能
- 燃焼時間
- 香りの強さ
「効果・効能」はもちろん、今回は「燃焼時間」「香りの強さ」など、継続して使っていきたいと判断するポイントも紹介していきます。
効果・効能
代表的な7つの香りの「効果・効能」を紹介していきたいと思います。
フローラル系
甘く華やかな香りで、優雅に咲く花をイメージさせる香りです。女性人気の高いジャンルです。主にラベンダー、ジャスミン、ローズが当てはまります。
柑橘系
筆者もよく柑橘系のお香を使用するほど、好きなジャンルの香りです。主にレモン、オレンジなどがあります。
スパイス系
刺激のある香りが特徴的です。海外の香辛料のイメージに近いでしょう。主にブラックペッパー、シナモンなどがあります。
オリエンタル系
スイーツのような濃厚な甘い香りとクローブやナツメグなどのスパイシーな香りの特徴を併せ持つ、エキゾチックな香りです。主にサンダルウッド、パチュリなどがあります。
樹木系
森の中にいるような心地よい感覚にさせてくれる樹木系の香り。芳香剤としても需要があります。主にローズウッド、ヒノキなどがあります。
ハーブ系
さわやかで、気分をリフレッシュしたい時におすすめのハーブ系の香り。主にローズマリー、ペパーミントなどがあります。
樹脂系
温かみのある重厚な香りが特徴です。気持ちを落ち着かせたい時におすすめです。主にミルラ、エレミなどがあります。
燃焼時間
お香の燃焼時間もお香選びでは重要なポイントになってきます。就寝前であれば、比較的燃焼時間が短いお香の方が、安心できますよね。
お香は形状によって、燃焼時間が異なってきますので、代表的な形状ごとのtipsを紹介していきます。
スティック型
お香の形状で一番メジャーな形になります。お香の長さによって燃焼時間が変わってきますが、燃焼時間は30~50分程度が目安です。
コーン型
円錐型のお香になります。灰が飛び散らない特徴があり、お掃除の手間も省けます。燃焼時間はスティック型より短めです。7分〜15分が目安です。
渦巻き型
蚊取り線香と一緒の形のお香です。殺虫目的のものが多いですが、香りを楽しむお香もあります。燃焼時間は1時間〜2時間が目安です。
ペーパー
持っているだけでも香りを楽しめるペーパータイプ。外出先など、ちょっとした場面で香りを楽しみたいときにおすすめです。燃焼時間は1〜2分が目安です。
香木(パロサントなど)
香りが強く浄化などでよく使われる形状です。燃焼時間が2~3分と短めですが、香りが強めという特徴があります。
香りの強さ
ここまで代表的な香り、形状の特徴を紹介してきましたが、3つ目に重要な要素である「香りの強さ」も忘れてはいけません。
香りを楽しむうえでも香りの強さを事前に把握し自分にあった商品を選ぶようにしましょう。香りの強いもの、弱いものの代表的なものを紹介していきます。
香りの強いコーン型
円錐型ですので、燃える面積が徐々に大きくなります。香りの強さも増していくのが特徴です。円錐型でスペースを取らない小さいパッケージもメリットの一つです。お好みの香りが決まっている人はコーン型を選んでみてもいいかもしれません。
初心者におすすめスティック型
様々な香りを楽しみたい人は、スティック型がおすすめです。均一に燃えるため、香りの強さも一定です。お香立てと火があればすぐにお香を焚くことができますので利便性が高いです。
睡眠によい影響をもたらすおすすめ匂い3選
お香は様々な効果があることがお分かり頂けたかと思いますが、中でも「睡眠」に効果的なおすすめのお香を紹介していきます。
- 「樹木系」の香り
- 「ラベンダー」の香り
- 「柑橘系」の香り
上記全ての香りに、興奮抑制作用があると言われています。初心者の人も馴染みある香りかと思いますので、気軽に試しやすいです。
「樹木系」の香り
樹木のにおいで心がほっとする、穏やかになる方は多いと思います。樹木系の香りに代表されるヒノキの香り。あたたかく心地よい香りです。
心地よいと感じる要因は、ヒノキの香りに含まれるセドロールによるものといわれています。セドロールは芳香成分の1種で、鎮静作用やリラックス作用があります。そのため、ストレスや疲れでイラだっている心も落ち着き、安眠へと導いてくれるのです。
「ラベンダー」の香り
ラベンダーは睡眠を促す香りで有名です。医療機関や介護施設などでも用いられています。エビデンスが国内でも出てきていて効果が認められています。
ラベンダーのリラックス効果が安眠につながる機序は、酢酸リナリルが自律神経に作用するためです。酢酸リナリルは、脳内でセロトニンの分泌を誘発するとされています。セロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンといった興奮系の神経伝達物質を抑制する物質です。
セロトニンにより、交感神経の働きを抑制すると安眠に必要な条件である副交感神経が優位になり、安眠につながるとされています。
「柑橘系」の香り
初心者にもおすすめなのが柑橘系の香りです。中でも「シトラス」の香りには鎮静作用や抗うつ作用があり、不安や緊張をほぐしてくれます。
リラックス効果が得られることから、心と体が疲れて落ち込んでいる時や、ぐっすり眠りたい時にぴったりです。
お香で日々の生活に彩りを!
いかがでしたでしょうか。今回は睡眠の質を高めるという視点から、お香をとりあげてみましたが、お香には集中したい時や、気分を高めたい時におすすめの種類もあります。人間に密接な関わりのあるにおいを、より身近な日常生活に活用してみてはいかがでしょうか。
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